新年あけまして おめでとうございます。

 謹んで新年のご挨拶を申し上げます。平素は公益社団法人日本青年会議所に格別なるご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。全国のJAYCEEの皆さまが、新しい年を健やかに迎えられましたことにお慶び申し上げます。

「厭離穢土 欣求浄土」(おんりえど ごんぐじょうど)

桶狭間の戦いで織田信長に敗れた今川勢の尖兵の隊長であった徳川家康は、命からがら故郷の岡崎市にある大樹寺に逃げ込みました。 己のふがいなさを悔みむと共に、今川勢の前途を悲観し、自分の命はこれまでだと考え、大樹寺にある先祖の墓前で自害しようとしました。 その時、時の住職登誉上人に、戦場に向かう目的は功をたて、城を落とし、国を奪うことではなく、穢れた国土を住みよい浄土にすることである、と説かれました。その言葉が、「厭離穢土 欣求浄土」の8文字です。 その後、家康は自身の為すべき役割に気づき、後に天下泰平の世を築き上げるきっかけとなったのです。時代が変わっても、混沌とした時代を真に明るい豊かな社会へと導くのは責任世代の青年であり、志高く未来へのビジョンを掲げ運動を進める私たち青年にとって旗印となる言葉であります。

現代社会では、昨年より景気回復の兆しが窺える一方で、日本全体を見渡しますと真に経済復興を遂げたと言うには難く、各地域において震災後の復旧・復興、過疎化、人口の減少と高齢化等様々な課題が多く存在しています。 次世代を担い、より良い社会を創造する責任世代として私たち青年が先頭に立ち、潜在する可能性に目を向け、国、そして地域の未来を切り拓いていく存在にならなければなりません。「厭離穢土 欣求浄土」。今こそ私たち青年が率先して学び、考え、決意し、行動する時であります。

本年度、公益社団法人日本青年会議所は『志高く未来へ 意気あふれる人財による 「たくましい国」日本の創造』を基本理念に据え、日本の矜持を取り戻し、未来への可能性を切り拓く運動を展開してまいります。 また、全国に広がる強固なネットワークを活かし、地域で活躍する各地会員会議所を力強く応援し続ける組織へと更に進化して参ります。

全国の各地会員会議所の皆様と共鳴し、社会に更なるインパクトを与える市民意識変革運動を全国の意気あふれるメンバーと創りあげていく事をお誓い申し上げると共に、皆様0のご多幸とご健勝を心よりご祈念申し上げ、新年の挨拶とさせていただきます。

2014年 元旦
公益社団法人日本青年会議所

第63代会頭  鈴木 和也