公益社団法人日本青年会議所本会2014

今月の本棚 10月 30年前に著された「家庭教育のバイブル」復刻版! / ホリエモン出所後初出版の話題作!

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日本JC の議長・委員長から、生きる上で影響を受けたり、 今年のJC 運動を進める中で勉強になった本を、毎月1冊を紹介します。

30年前に著された「家庭教育のバイブル」復刻版!

国際アカデミー委員会
委員長 石川 和孝

子どもの躾は母親の全責任!という理念。

 冒頭からそう断言している本著書は、子どもたちが最初に教育を受ける人間教育すなわち「家庭教育」の直接的な責任者は「母親」であり、母親としての在り方、そして小学校までに行う躾の重要性が解りやすく記述してあります。そして、その中で「人間教育の真の基礎は家庭であって、その8割、9割までもが母親の責任」であるという言葉があります。この言葉には母親のみならず、現代の父親も思わず「はっ」とする方も多いかと思います。考えてみると小学校に行くまでに最も子どもに接する時間が多いのが母親であり、母親から学び、得たものが人間教育の根底である事は紛れもない事実なのです。
題名には「母親のための人間学」という言葉が入っていますが、この本は家庭に携わるすべての方々に読んでいただきたい、そして人間教育が必要な子どもを持つ世代であるJCメンバー自身の家庭にて、是非読んでいただきたい一冊です。

国際アカデミー委員会 委員長 石川 和孝 君の一冊

『家庭の教育の心得21 ~母親のための人間学~』

森 信三 著
定価:1,300円(税抜き)
致知出版/2010年1月発売

ホリエモン出所後初出版の話題作!

渉外委員会
委員長 小俣 順一

波乱万丈の半生から学べるものは。

 

書評を書く話をいただいた。書評を書いた事のない私は、まずは書評の書き方の本を読んだ。「本の本」斎藤美奈子氏の言葉を借りると書評とは、本の内容、著者の意図を紹介し、客観的に批評、感想を述べる事だそうだ、世の中を斜めに見ている私にピッタリの担いだ。
この「ゼロ」という本は、堀江氏が出所後、間もなくして出された本である。生まれた環境、幼少時代、学生時代、企業、会社拡大、逮捕、出所後と大きく分けて7つのストーリに分けられている。

<環境>
堀江氏は福岡の八女で、気性の荒い母と「せからしかー(福岡の方言でやかましい!)」が口癖の父との間に生まれた。バブル期に珍しくお年玉ももらえないような貧乏一家な上に、家族旅行も1度しかないほど両親の仲が悪かった。そんな家族なので部屋に引きこもって何かに熱中する癖が生まれたのがこの頃だという。

<幼少>
間もなく小学校に通いだすと運動こそ苦手だが頭はよく、学年でも1位2位の実力だった。つまり入学と共に熱中する癖は勉強に白羽の矢が立ったのだ。

<学生>
すぐに簡単すぎる授業にも飽きて、中学生になると隣町の塾に通うようになる! 衝撃だった! 八女の田舎町しか見たことない自分にとって、隣町の大きな町は魅力的だった。特にPCは自分の扉を開放してくれたような運命的出会いとさえ感じた。勉強の次に熱中したのがパソコンだ。
その甲斐あってかプログラムくらいなら、中2でできるようになり、塾の先生に頼まれて10万円でプログラムの仕事をしたのが中3の秋だった。今まで味わった事のない感激を覚えた。人から感謝されてお金までもらえるなんて!!

<企業>
大学進学を考える頃になると、東京に出てもっと多くのプログラムを学びたいと思い始めるが、「せからしかー」の父が許すはずもない! 絶対に東京に行きたい彼は誰もが認める大学に行けば父も許すはずだと、東大を目指し始める。この頃の堀江氏の全国模試の東大合格率は3%だったという。
1年間、勉強に熱中しなんと現役1発合格!! 晴れて上京した彼は人生2度目の衝撃を受ける。それがインターネットとの出会いである。
彼は持ち前の熱中する癖ですぐにインターネットを使いこなし、大学3回の時には小さな事務所を借りて会社を起業するまでになっていた。仕事は主に当時にしては珍しいホームページ作成だった。

<拡大>
あっという間の10年間で紆余曲折もありながら、会社名も「ライブドア」と名乗り、ニッポン放送の筆頭株主になり、近鉄の買収、フジテレビとも関係をもち、最終的には選挙にまで出る事となる。この時の年商が108億円と言われている

<逮捕>
後悔はしていない。塀の中でもそ率先して仕事をもらい、人の役に立とうと頑張っていた! 根本的に人の役に立ちたいという想いは変わらない。時間もあった。体の自由はないが心と頭はいつでも自由だった。今の頭にあるアイデアの半分以上がこの時に生まれたものだ。

<出所後>
そのアイデアを活かして今はテクノロジーに携わっている。今の夢は手軽な宇宙旅行!
よく大学で講演を頼まれるのだが、学生から「やりたいことが見つからない場合はどうしたらよいか?」と聞かれる事がある。これは大きな間違いだ。 例えば好きな女優さんがいるとして、その人に会いたいと思った時に、自分も俳優になるとかテレビ局で働くとか、アナウンサーになるとかいくらでも近づく方法がある。しかしそれを伝えると決まって学生は「僕には無理です」と答える。
つまり、やりたいことはあるけれど、どこかで自分にはできっこないと思っているから「やりたいことがない」と言ってしまうんだと思う。

<書評>
と、こんな内容の本でした。堀江氏のTVでは見られない心の声や今まで明かされてない過去の事、家族の話なども書かれ、とてもリアルかつ鮮明な一冊だと感じます。ただ、読み終わった後の爽快感やこのような本特有の湧き出る闘志みたいなものは軽薄に感じます。きっと我が、我がという、俗に言う「ホリエ節」が強く出ているからではないかなと思いました。
最後に、人はどんなに失敗してもマイナスではなくゼロに戻るだけ、歳を重ねると楽をしてお金を稼ぎたいから人生を掛け算しようとする。しかしゼロに何をかけてもゼロになるだけ。
大切なのは1を足すこと! 私たちができる失敗なんてたかが知れている! ゼロに戻るだけだ!
そしてゼロから1に進むのに必要なのは、お金ではなく信用(仲間)!
まさにこの青年会議所にはその要素が備わっている! だからこれからも私は1を作り出せる仲間を沢山作っていきたいと考えています。

渉外委員会 委員長 小俣 順一君の一冊
『ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく』

『ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく』
堀江 貴文 著
定価:1,400円(税別)
ダイヤモンド社/2013年10月発売

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