公益社団法人日本青年会議所本会2014

今月の本棚 3月 はじめての道徳教科書

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日本JC の議長・委員長から、生きる上で影響を受けたり、 今年のJC 運動を進める中で勉強になった本を、毎月1冊を紹介します。

はじめての道徳教科書

意気あふれる人財育成会議

議長 風岡 明憲

 

道徳教育が必要なのは子どもだけだと捉われがちですが本当に子どものみの問題なのでしょうか。子どもは大人を如実に映し出す鏡であり大人が変われば子どもも変わるといわれており、実は子どもたちに伝える側の私たち親世代も道徳について学んでいなかったのかもしれません。そこで私は「はじめての道徳教科書」をご紹介します。

 

現在の小学校の道徳授業は、国語や算数などとは違い教科ではないので教科書がなく副読本を活用しています。一般的な道徳の副読本の内容は、身の回りの生活に関する話題や童話がほとんどです。しかし、この「はじめての道徳教科書」は、小学校高学年向けに発行された本ではありますが、「自分自身に関すること」から「他の人とのかかわり」「自然や崇高なものとのかかわり」を順序立てて一歩一歩確実に学ぶことのできる、大人が読んでも多くの学びや共感を得ることのできる一冊であります。

 

私が本書で印象に残ったのは、皆様の記憶にも新しい平成25年7月にJR南浦和駅で発生した電車とプラットホームの隙間に落下し挟まれてしまった女性を乗客が力を合わせて救出した話です。最初は駅員と数人の乗客が車体を押し隙間を広げ女性を引きあげようとしていましたが、1両32トンもある車体をあげたまま保つことはできず助けることができませんでした。しかし、電車から降りた見ず知らずの乗客同士が次々と集まりおよそ40人が車体を押すのを手伝い女性は無事救出されました。この救出劇は、海外でも驚きをもって報道され、「我が国だったら、ただ眺めるだけだろう」「なぜこれだけ迅速に乗客が団結できたのか。他人の命に対して自国の国民も無関心であってはならない」などと紹介され、日本人の気質である誰に対してもおもいやりの心をもち、相手の立場に立って親切にすることの大切さを改めて伝え、常日頃から行動に移すことのできる素晴らしい実話であると感じました。

 

 意気あふれる人財育成会議 議長 風岡明憲 君の一冊

 はじめての道徳教科書

 

道徳教育をすすめる有識者の会・編

発行:育鵬社/発売:扶桑社

発売:2013年12月

定価:1260円(税込)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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