公益社団法人日本青年会議所本会2014

今月の本棚 2月 日本人の魂と新島八重

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日本JC の議長・委員長から、生きる上で影響を受けたり、 今年のJC 運動を進める中で勉強になった本を、毎月1冊を紹介します。

日本人の魂と新島八重

災害・復興支援委員会

委員長 坂田 敦志

會津がもがいたように現代日本ももがいている

私、災害・復興支援委員会委員長の坂田敦志がお勧めする愛読書をご紹介いたします。櫻井よしこ先生の『日本人の魂と新島八重』です。著書の中で櫻井先生は次のように書かれています。

てください。世界の中でこれほど、人間的にやさしい社会、すべての分野に及ぶ高い水準を達成した国はありません。けれども、會津の誠が理解されなかったように、あるいは政治的に無視され排除されたように、現代日本の長所が諸外国から十分に認められているとは言えません。歴史を振り返れば、先の大東亜戦争に関して、日本は誤解の渦の中でもがき続けています。會津がもがいたように、現代日本ももがいているのです。」
私は會津人として、JAYCEEとして、東日本大震災を経験した一人として、時代を重ねない理由はなく、意気あふれ活気に満ちあふれた「たくましい国」日本をつくる上でも、歴史に多くのヒントがあると感じております。

強さの要因とは? 櫻井先生曰く…

著書をもとに実際に櫻井先生へ、あれだけの逆境の中で新島八重さんをはじめ會津の人は、何を糧に生き抜くことができたのかお聞きしたことがあります。すると、「會津は戊辰の後、冷遇を受けながらも明治政府の下、国家のために働きとても強かった。類稀なる強さを持っていた。何故、強かったのか。それは、私の命は私のものであると同時に、家族のもの、地域のためのもの、国のためのもの、他者のためのもの、公のために大義をなすことのお手伝いをして、自分の命の証とするということが価値観であったはず。極めて類稀なる資質を持っていた。それが強さの一番大きな要因だと思う。」とお答えいただきました。

その強さの背景には「ならぬことはならぬものです」や「什(じゅう)の掟」に代表される会津藩校日新館での幼少教育が生きています。そこに大義を学ぶことができます。「大義とは、自分の都合ではなく、世の中のためになること、人のためになることです。それはときには、大いなる自己犠牲を大前提としなければ成りたたないものです。現代の日本人の中には、およそすべてを自分に還元するのが当然と思っているかのような人が、多く目につきます。それに対し、武士の理想とするところは、己の都合を超えるところです。(抜粋)」

本著書では、本当の意味で武士として生きた、新島八重の生き方から幕末、明治の日本が描かれております。お勧めです。

 

 災害・復興支援委員会 委員長 坂田 敦志 君の一冊 日本人の魂と新島八重

『日本人の魂と新島八重』
櫻井よしこ 著
定価:777 円(税込)
小学館101 新書/ 2012 年12 月19 日発売

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